So-netのブログをやっててよかったと思ったこと

昨日、父に関する愚痴を書いてしまった私に
いろいろと心のこもったコメントをいただいて、
ほんとうに、ありがたくて、
So-net のブログをやってて良かった と思いました。m(_ _)m

みなさんの優しさが心に沁みました
ありがとうございました


今日も、病院にいる父に面会にいってきました。

今日の父は、意識もしっかりしていて、
痰の吸引の回数も少ないそうで、
比較的、穏やかな表情をしていました

私の顔をじーっと見つめるので、
「今までの経過が分からないんでしょう？」
というと、かすかにうなずきます。

よほど注意をしてみていないと、
分かりにくいうなずき方ですが…

「肺炎を起こして、この病院に救急で運び込まれてから、
　１か月半経ちます」
と言うと、
『へぇー』という目をしました。

（『肺炎』というのは方便です）

脳出血の後遺症で、短期の記憶がなかなか定着してくれません。
でも、東京から、私の息子が帰ってきた（先週）のは憶えているそうですから、
ちょっと意識的にも、しっかりしてきたかもしれません。

その他、脳出血発症後の、２年の間に起こった 『ここには書けないこと 』 （笑）なども、
忘れているであろう父に、少しだけ話しました。

「でも、もう忘れてええんよ。
イヤなことを忘れるのも才能のうち。
今までのおじいちゃんに無かった、忘れるっていう才能を、
神さまがくださったんやと思うわ」

（記憶力は８７才まで、抜群に良かった人ですから）

私がそう言うと、またじーっと私の顔を見つめていましたが、
かすかにうなずきました。

（この場合の神さまというのは、一般的な『神』です。父も私も、取りたてて、宗教活動はしていません。あしからず）

父がこんなふうになってしまったときは、
『ジョニーは戦場に行った』 という映画とオーバーラップして、
辛くてたまりませんでした。
２年半経った今では、ずいぶん落ち着いてきたと思います。
私が、です。A^　^;)

今日は、次に行く病院が決まりそうだということも理解していたようですし、
その病院に、面接と見学に行くということも、
うなずきながら聞いていました。

話をしながら、足や手、肩周辺をさすっていると、気持ちいいのかうとうとし始めます。

今の病院は、公立病院で、ケアが行き届いています。
施設にいたときよりも、
歯磨きなどの口腔内のケアや入浴など、充分に、丁寧にしていただいています。
ありがたいと思っています
ずっとここにおいてくださったら…と思うくらいです

受け入れてくれる病院がなかなか見つからず、
『退院の説明』 を聞いてから１０日ほど経ちますが、
ソーシャルワーカーさんも親身になって考えてくださっていて、
ほんとうに恵まれています。
（一昨年～昨年の大騒動とはエラい違いです）

こうやって、日々、生きるのが辛そうな父を見ていると、
秘密裏に（私の自覚がないうちに）、私の心の中で、
父を送る準備が整ってくるような気がしています。

父が、５才で亡くした母を未だに慕うように、
親というもの（普通は ）は、いてくれるだけで、
心の支えになっているのだと思うようになりました

私も、子どもたちにとって、そういう存在なんでしょうね。
私なんて、なーんの役にも立ってへんのに、
彼等の心の安定には、多少は貢献しているのでしょう

「元気で長生きしなくっちゃ…」

あぁ、でも、父もそう思っていたんだろうなぁ…。

できれば、もう一度、少しでも元気になってもらって、
介護タクシーを頼んで、父をどこかに連れて行ってあげたいです。

そこの海辺でもいいんです、
ちょっと連れて出てあげたい…

それも叶わないときは、 「もうしゃーないんかもしれんなぁ」 と思っています。

今日はまだ見ぬ曾孫の話などをしましたら、
顔色が明るくなりました。

私の子どもたち、今は誰も彼氏、彼女がいませんので（笑）
今の時点での可能性はありませんけど
まぁ、父が喜んでくれて、
少しでも明日に希望をつなげてくれるならそれでいいと思っています


いろいろと、ご心配をおかけしましたが、
タフな父の娘ですので、
気負わず、背負い込み過ぎず、ガンバり過ぎないように、
私なりに精一杯、
父に寄り添っていこうと思っています


ほんとうに、ありがとうございました m(_ _)m