花宴(はなうたげ) あさのあつこ著 [読書感想文 A^ ^;)]
花宴 は、あさのあつこさんの時代小説です。
あさのあつこさんは、バッテリー という、野球部の高校生を描いた小説が、ドラマ化され、映画化され、とっても有名ですが、
(私も大好きでした )
時代小説もたくさん書かれています。(18冊…2015年年初の冊数)
でも、ごめんなさい。
私は、失礼ながら、あさのあつこさんの時代小説を初めて読みました。
これも、以前の記事に記した、92才の文学少女 の友人からの推薦で、
進呈していただきました。
すごいですよね
彼女のたくさんの蔵書を惜しげもなく、貸していただけることになっています。^^
弥勒の月 というのが、あさのあつこさんの初めての時代小説だそうで、
えらい評判が良かったそうです。(完成度が高いとの書評)、
今度、ぜひ、読んでみたいと思っています。
ここからは、『花宴』 のネタバレ記事になりますので、
まだお読みになっていない方、
これから読もうとされている方は、
お読みになるのは止めてくださいますよう、切に切にお願いいたします。
※※※※※※※※※※※※※ ネタバレ立ち入り禁止 ※※※※※※※※※※※※※※※※※
この 花宴 というお話は、江戸時代の女性 西野紀江(きえ) が主人公です。
紀江は小太刀の達人。
師範代もできるくらいの、かなりの腕前です。
でも内面は、封建的な江戸時代の中で、ひとりの男性に初恋をし、
結婚してもなお、その人を忘れることができないような女性です
ちょうど、『天皇の料理番』に出て、圧倒的な人気を博した『としこさん』のような、
内面の深い女性です。
私のイメージとしては、やっぱり『としこさん』やわぁ。
黒木華さん演ずる『としこさん』…です…。
黒木華さんは、ああいった心の内に熱い想いを秘めた女性を演じたら、
天下一品じゃないかしら…と思っています。
(テンカイチのラーメンが食べたくなってきました)(笑)
また、 花宴 の話に戻ります。
紀江は、三百石取りの、代々、藩の勘定奉行 を務める家柄の娘で、
母を早くに亡くし、父、西野新左衛門と仲良く暮らしています
母代りのメイド(メイドって言う?)(笑)おついや、他の奉公人もいます。
父、新左衛門は、一創流の使い手であり、その弟子に 三和十之助 という若者がいました。
紀江とその若者との縁談話が持ち上がります
剣の腕はお互いに相当なもので、
そのために通じ合う気持ちを感じるふたりですが、
十之助の家にアクシデントが起こり、縁談は破談になってしまいます
その後、紀江は、父の弟子のひとり、
藤倉勝之進という、温和でまじめな青年と結婚します
一人娘に恵まれますが、その娘を3才で亡くしてしまいます。
そして父も。
そこから、勝之進との間に亀裂が入ったかのようになるのですが…
実は、それには深いわけがあり…
結局は、全然ハッピーではないハッピーエンドで終わります。
あまりに露骨なネタバレは、書くのに忍びないので書きません
ごめんなさい
著作権侵害になりそうで…
この話を、アンハッピーエンドにする意味が、私にはわかんない。
それと、随所で登場する ツバメ ですが、
私の情緒が未発達なためか、
ツバメの絡みがよく分かりません
あっさりと、しみじみ心に沁みるお話を著すあさのあつこさんですが、
この 花宴 では、私は少々物足りなさを感じました。
先日、読んだ 宇江佐 真理さんの銀の雨 のほうが、
私には向いていたように思います
勧めてくださった友人も仰っていました。
「銀の雨のほうが完成度は高いけれど…」
冒頭にも記しました通り、
私は、今まで、時代小説の類はあまり読みませんでした。
でも、あの92才の友人に勧められて正解でした。
新たな境地を踏みしめた気がします
だって、おもしろいんですもの
江戸時代って、ドラマや映画で見ているから、
思った以上に、結構、親しみやすいんですね
今は、時代小説は、もう1冊、
小早川涼著 料理番子守り唄 という本を読んでいます。
これも、92才の彼女の選。
嬉しいナ、こんなに年齢の離れた友人ができるなんて。
本を読む楽しみが、倍増した気がします。
小早川涼著 料理番子守り唄 も、
読めたら、また拙い読書感想文を記します(笑)
あいすみませぬ・・・ m(_ _)m
最後までおつき合いくださってありがとうございました m(_ _)m
単行本
文庫本
あさのあつこさんは、バッテリー という、野球部の高校生を描いた小説が、ドラマ化され、映画化され、とっても有名ですが、
(私も大好きでした )
時代小説もたくさん書かれています。(18冊…2015年年初の冊数)
でも、ごめんなさい。
私は、失礼ながら、あさのあつこさんの時代小説を初めて読みました。
これも、以前の記事に記した、92才の文学少女 の友人からの推薦で、
進呈していただきました。
すごいですよね
彼女のたくさんの蔵書を惜しげもなく、貸していただけることになっています。^^
弥勒の月 というのが、あさのあつこさんの初めての時代小説だそうで、
えらい評判が良かったそうです。(完成度が高いとの書評)、
今度、ぜひ、読んでみたいと思っています。
ここからは、『花宴』 のネタバレ記事になりますので、
まだお読みになっていない方、
これから読もうとされている方は、
お読みになるのは止めてくださいますよう、切に切にお願いいたします。
※※※※※※※※※※※※※ ネタバレ立ち入り禁止 ※※※※※※※※※※※※※※※※※
この 花宴 というお話は、江戸時代の女性 西野紀江(きえ) が主人公です。
紀江は小太刀の達人。
師範代もできるくらいの、かなりの腕前です。
でも内面は、封建的な江戸時代の中で、ひとりの男性に初恋をし、
結婚してもなお、その人を忘れることができないような女性です
ちょうど、『天皇の料理番』に出て、圧倒的な人気を博した『としこさん』のような、
内面の深い女性です。
私のイメージとしては、やっぱり『としこさん』やわぁ。
黒木華さん演ずる『としこさん』…です…。
黒木華さんは、ああいった心の内に熱い想いを秘めた女性を演じたら、
天下一品じゃないかしら…と思っています。
(テンカイチのラーメンが食べたくなってきました)(笑)
また、 花宴 の話に戻ります。
紀江は、三百石取りの、代々、藩の勘定奉行 を務める家柄の娘で、
母を早くに亡くし、父、西野新左衛門と仲良く暮らしています
母代りのメイド(メイドって言う?)(笑)おついや、他の奉公人もいます。
父、新左衛門は、一創流の使い手であり、その弟子に 三和十之助 という若者がいました。
紀江とその若者との縁談話が持ち上がります
剣の腕はお互いに相当なもので、
そのために通じ合う気持ちを感じるふたりですが、
十之助の家にアクシデントが起こり、縁談は破談になってしまいます
その後、紀江は、父の弟子のひとり、
藤倉勝之進という、温和でまじめな青年と結婚します
一人娘に恵まれますが、その娘を3才で亡くしてしまいます。
そして父も。
そこから、勝之進との間に亀裂が入ったかのようになるのですが…
実は、それには深いわけがあり…
結局は、全然ハッピーではないハッピーエンドで終わります。
あまりに露骨なネタバレは、書くのに忍びないので書きません
ごめんなさい
著作権侵害になりそうで…
この話を、アンハッピーエンドにする意味が、私にはわかんない。
それと、随所で登場する ツバメ ですが、
私の情緒が未発達なためか、
ツバメの絡みがよく分かりません
あっさりと、しみじみ心に沁みるお話を著すあさのあつこさんですが、
この 花宴 では、私は少々物足りなさを感じました。
先日、読んだ 宇江佐 真理さんの銀の雨 のほうが、
私には向いていたように思います
勧めてくださった友人も仰っていました。
「銀の雨のほうが完成度は高いけれど…」
冒頭にも記しました通り、
私は、今まで、時代小説の類はあまり読みませんでした。
でも、あの92才の友人に勧められて正解でした。
新たな境地を踏みしめた気がします
だって、おもしろいんですもの
江戸時代って、ドラマや映画で見ているから、
思った以上に、結構、親しみやすいんですね
今は、時代小説は、もう1冊、
小早川涼著 料理番子守り唄 という本を読んでいます。
これも、92才の彼女の選。
嬉しいナ、こんなに年齢の離れた友人ができるなんて。
本を読む楽しみが、倍増した気がします。
小早川涼著 料理番子守り唄 も、
読めたら、また拙い読書感想文を記します(笑)
あいすみませぬ・・・ m(_ _)m
最後までおつき合いくださってありがとうございました m(_ _)m
単行本
文庫本