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犬の世界に序列はなかった(3) 番外編  [我が家のわんこ(愛犬物語)]

みなさま、こんばんは~[わーい(嬉しい顔)]

日中はまだ暑いですが、
朝晩はめっきり涼しくなりましたね[るんるん]

昨日の早朝などは、
睡眠中、あまりに涼しくて、
エアコンを切ろうとしたまりりんです[ダッシュ(走り出すさま)]
(エアコンはつけていませんでした~[たらーっ(汗)]

この時期は、二十四節気からいうと、
『 白露 』 にあたります。

昼間は残暑が残るものの、
朝夕は、気温が下がり、
早朝には、草木に露がおりて白く光る・・・
という 『 白露 』 です。
美しい言葉ですね[ぴかぴか(新しい)]
だいたい、9月8日~9月21日ごろまでが 『 白露 』 だそうです。

さて、最近、めんどくさい本を
このブログの記事にしています(笑)

「犬はあなたをこう見ている」
サブタイトルが、犬の世界に序列はなかった[exclamation]
というものです。


犬はあなたをこう見ている: 最新の動物行動学でわかる犬の心理 (河出文庫)

犬はあなたをこう見ている: 最新の動物行動学でわかる犬の心理 (河出文庫)

  • 作者: ジョン ブラッドショー
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/05/07
  • メディア: 文庫



現代の、科学的な常識としての動物学の話です。


で、
2回にわたって、
犬のしつけに暴力(体罰)は必要がない理由を解説しました。


脊椎動物は、褒美によって学習する からです。


このときの、褒美と言うのは、エサであったり、快感であったりします。

快感とは、遊ぶ、褒められることで得られます。



ここで、okkoさまより、意見がありました。

「躾は必要だと思います」

ありがとうございます。


そこで、番外編として、この記事をアップさせていただきます。


脊椎動物は、褒美によって学習する  とは、どういうことか? を
私なりに検証していきたいと思います。


脊椎動物とは、魚類、鳥類、両生類、爬虫類、哺乳類の5類のことです。

ここで、検証したいのは、
この中に、もちろん、人も含まれるからです。

私が母親になったころ、
既に 『褒めて育てる』説 は有名でした。

でも、具体的にどういうことなのか[exclamation&question]
分かっている人は少ない というのが現状です。

褒めて育てることを
やたらとおだてることだと思っていたり・・・
甘やかすことだと思っていたり・・・
かばうことだと思っていたり・・・
保護することだと思っていたり・・・
勝手気ままにさせることだと思っていたり・・・


そうではなくて、
この本に記してあるのは(私が言いたいコトは)、
ルールやマナーを学習させるために、体罰(暴力)は必要がない [パンチ] ということなのです。

躾とは、ルールとマナーを教えることです[るんるん]


人の躾は、
広義の意味で、
世間の中で、どうやって他人と共存していくか?
というルールとマナーを学習してもらうことだと思います。


犬にとってのしつけは、
もちろん、人と暮らすためのルールとマナーを学習してもらうことです[るんるん]





少女時代(もちろん、私が、ですよ~[exclamation])、
シェパードを飼っていました。

庭で放し飼いでした [揺れるハート]
走り回って育てました。

「大型犬は、毎日4キロ 走らせてください」
と獣医さんに言われたので、
素直に・・・
お散歩、大変でした~[あせあせ(飛び散る汗)]
親娘2匹と、私も一緒に走ってました~(笑)


彼女を飼い始めたころ、
しつけを習得させるために、
犬の訓練学校に入れてはどうか? という話が持ち上がりました。

犬のことに関しては、私が決定権を持っていたため、
私が訓練校のコーチに会ってみることにしました。

訓練校のコーチは、それはそれは優秀なシェパードを1匹連れてきて、
見事な訓練成果を見せてくれました。

私は、犬の能力の高さを 目の前で見せていただいて、びっくり仰天[exclamation×2]


「こんなことまで できるようになるんや~[黒ハート]
と感心しきり・・・。


最後に、訓練校のコーチが、
帽子を脱いで汗を拭きました。

そのとき・・・[exclamation×2]

その人が手を上に上げたときたん、
今まで見事な技術を見せてくれていた犬が、
耳をペシャッと後ろに引きました。[がく~(落胆した顔)]


恐怖・萎縮の表現です。[もうやだ~(悲しい顔)]


体罰を使った訓練なんだと気がついて、
「うちの子を 何か月もよぉ手ばなせないので・・・」 という理由でお断りしました。

もう40年ほど昔の話です[あせあせ(飛び散る汗)]




先代犬のまりりんには、私、厳しいおかあさんでした。
今から考えると、
私は、まりりんを支えにしていたのに、
ずいぶんキツいおかあさんだったなぁと・・・
もっと、もっと優しくしてやればよかったと、とっても反省しています。

ななママさんと同じですよ~[ふらふら]




ふくちんの場合、
いのちは短い・・・というふくちんを引き取って、
ふくちんが3か月経っても 虹を橋を渡らず、
6か月を超えても 虹の橋は渡らず、
1才を迎えても元気で・・・???
ついには、2才のお誕生日を迎え・・・???
とうとう3才に・・・[黒ハート]


「あれ?
 これは、長生きできるのかな?」
と思い始めたころ、
問題行動が多くて、しつけ教室に通いました。

私は、そこで、
褒美を使って学習させる という方法を
コーチに教えてもらいました[るんるん]


コーチは、ハルちゃんというわんこを飼っておられます。
(ハルちゃんは、たぶん雑種で、柴犬よりも少し大きめ)

コーチとハルちゃんとは、わんこのダンス競技会で数々の受賞をされているくらい、
すばらしいコンビです。

あの、見事なシェパードに負けるとも劣らない演技?を見せてくれます[黒ハート]

でも、
コーチとハルちゃんは、
あの、シェパードの訓練士とシェパードのような関係ではありません。


ハルちゃんはのびのびしています。
スネたり、そっぽを向いたりもします。(笑)

暴力を使っていないからです。

絶対的な服従ではないけれど、
コーチとの和やかな信頼関係が目に見えるようでした。


そのコーチがふくちんを連れると・・・


爪の先ほどの、ササミ(私がチンして持っていったもの)を手に持って、
ふくちんを自由自在に操ります・・・[がく~(落胆した顔)]

できたら、「よぉ~し[揺れるハート] ふくクン、えらい~[るんるん]
って爪の先ほどのササミをくれて、
一緒にワーッと喜び合って、
ふくちんも とても嬉しそう[わーい(嬉しい顔)]

あっと言う間に 『 伏せ 』 も憶え、
右側に付くことも憶えました[exclamation]

そして、あっという間に、
コーチとの信頼関係が構築されました。
すごいッ[exclamation×2]
魔法みたいやった・・・[揺れるハート]


「ふくクン、賢いですよ、おかあさん」

「え・・・[exclamation&question]

でも、私がすると、へたくそで、なかなかうまくいきません。


「コーチ、これって、犬のしつけ教室ってことですけど、
 もしかして、飼い主のための教室なんですか?」
「あはは・・・ そうですね~[exclamation]」 (笑) A^ ^;)


その頃から、父の容態が悪くなって、
しつけ教室の初心者クラスは、中断したままです。

ぼちぼち、行けるかなぁと思っていますが・・・。



別の話になります。
ふくちんは、
トイレトレーニングができていないまま、
我が家に来ました。


どうしたかって?

これは獣医さんから教えていただいた方法です。


部屋中にトイレシーツを敷き詰めました。

最初は、あちこちに粗相をします。

時間が経つにつれて、
だんだん、CCやウンPをする場所が、決まってきます。
それに応じて、
少しずつ、少しずつ、シーツを減らしていくのです。

猫ちんの、トイレットトレーニングがどれほどラクだったか、[猫]
思い知りましたよぉ~[爆弾]

ふくちん、何度も失敗したけど、
(これは人間が失敗したともいえます・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
根気強く、
気長に待ちました[るんるん]

時間はかかったけど、
確実に、自分の意思で、トイレシーツの上でしてくれています。

お散歩中、お外でもあまりしません。

自分で決めた、自分のトイレですもの。
ふくちん、自分のエチケットは守っていますよ[黒ハート]



そのうち、ふくちんの、しつけ教室体験の続きをアップできればなぁと思っています。



実家のこと、ある程度、メドが付いたら、
ふくちんのしつけ教室に復帰します[るんるん]

コーチにまた会いたいです[黒ハート]

ちなみに、若い女性ですよ~[ひらめき]




次は、獣医さんにお借りしたDVDの話。


飼い主の怒るタイミングが間違っているという件について[ひらめき] (笑)


人が来て、わんわん吠える・・・
ふくちんの場合は、『ぎゃん泣き』 と呼んでいました。

宅急便のお兄さんのことは、めちゃめちゃ気になるらしく、
お兄さんの声が聞こえなくくらい、
『ガン吠え』(ルディちゃん風) してました。

こういう場合、
ぎゃんぎゃんないているときに、「うるさいッ[exclamation]」って言うと、
犬は、飼い主も興奮していると思って、
余計に吠える・・・らしいです。

そして、人が帰ったあとで、
「もぉ! あなたは~!」と怒る。

犬にしてみたら、静かになったときに怒られる・・・???
静かにしてもいけないの???
ってことになる。

「それではいけません[exclamation]
という話でした。

犬がぎゃんぎゃん吠え出したら制止する。
そして、吠えるのをやめたときには、
すかさず、めっちゃ、褒めまくる[exclamation×2]

吠えてるときに制止。
吠えるのをやめたら、すかさず褒めちぎる。

どんなことを教えるのにも、このタイミングが大事だそうです[るんるん]

この場合、
「だめ!」 とか、
「いけない!」 という制止の訓練がしてあることが前提ですが、
「おいで!」でもいいし、
食べ物を撒き散らして気をそらすという方法もあるようです。

しつけ教室のコーチによると、
制止を憶えることはとても大切だそう。

散歩中、食べてはいけないものを食べそうになったりしたときに
制止の訓練がしっかりできていると、
食べずに済みます・・・ということでした。

ふくちんは、
制止~褒める~制止~褒める・・・ で、
ぎゃん泣きが、ずいぶんマシになりました~[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]



というわけで、
体罰という躾は、不必要だという話でした。



まだまだ、古い考え方に固執するトレーニングコーチも獣医さんも多いです。

人間界でも、
何人も自殺者が出ているのに、
体罰事件はあとを絶ちません。

体罰肯定論が根強く残っているからです。

ただ、体罰は、科学的にはなんの根拠もありません。
それが、現代の常識です。


犬のしつけについても、体罰抜きのしつけのやりかたさえ、普及すれば・・・


脊柱動物ですもの。
イルカも、シャチも、アシカも、犬も、人も、
喜びを持ってルールを習得できるということです。

私は、普及して欲しいと思います。



最後までお読みくださって、ありがとうございます[るんるん]

動物行動学の話、
不束ながら、また、続きは後日に・・・ m(_ _)m






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