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『ルールのない会社経営』 その2  リカルド・セムラー TED [TV番組・ドラマ・映画・DVDなどなど]

皆さま、こんばんは[わーい(嬉しい顔)]

やっぱり、春になってくると心浮き立って、
なんとなく晴れやかな気分になってくるまりりんです[黒ハート]


今日は、前回の続き。

リカルド・セムラー氏のプレゼンのまとめ、デス。

まとめというより、抜粋、かな???[たらーっ(汗)]


では、
『(ほぼ)ルールのない会社経営』
How to ran a company with ( almost ) no rules


セムラー氏の『管理しない会社』に入社して、
「私、なにをしたらいいの?」
「どこに座ればいいの?」
というひとが、まだいることに驚愕したCEOは、
「これじゃダメだ[exclamation]
「もっと早い時期から始めないと[exclamation]
と思い、
そう思い財団を設立、
学校を3つ、作ったそうです[ひらめき]

まぁ、そこに発想がくる[exclamation&question]
というくらい、楽しい(インタレスティング)ですよね[るんるん]



まず考えた。

知恵を生み出す学校とは?

教師がどうこう、校長がどうこう・・・
そういうことじゃない。

既存の教育の形や教師のあり方が、時代遅れなんだ。


数学の時間、生物の時間、フランス史の時間・・・
そのやり方がだめ。

じゃぁどういうやり方をすればいいのか?




私は教育者や教育大臣らと一緒に考えた。
そしてまったく新しい形の学校 ルミアール を作ったんだ。

[犬] 1校は公立だそうです[exclamation]




ルミアール には2種類の先生がいる。

まず子供のそばにいて子供の学びを支える人。
子供を見守ってあげる。
そんな存在。

教えるのはNG[ひらめき]

中途半端な知識は封印して[exclamation]

そして、もう片方は、情熱と専門知識を持っている人。
プロでなくてもいい。
知恵を発揮する場所がなくなってしまった高齢者。
彼らが教えるんだ。

彼らが大切だと思うことなんでもいい。

バイオリン奏者が数学を教えたりもする。

好きにやっていいんだ。




ルミアールでは10個ぐらい大きなテーマがある。

例えば

人としての器を測ろう

この中で数学や物理もやる。


表現 というくくりで

音楽や文学、それに文法も。


それから人生において、
本当に大事なことを
私たちは全然わかっていない。

愛について
死について

生きる意味について

ルミアールでは、そういったことについて語り合う。




またこんなことも考えた。

子どもにあれこれ指図する必要がある?


そこでわれわれは子供たちに
ルールを作ってもらうことにした。

好きにしていい。
試してごらんってね。

結局、ちゃんとしたルールになる。




そして停学、退学といった処分の判断も子供たちがする。

学校の事は本当に子供たちが決めるんだ。


われわれは、子供たちの成長をデータ化して把握する。


チェック項目はブラジルでの一般的な教育課程と、

[犬] あ、このセムラー氏はブラジルの人です[exclamation]

17歳までに知っておくべきこと600個

われわれは常にデータを見て進み具合を確認しているんだ。

クラスは年齢別ではない。

6歳の子どもと、11歳の子どもが一緒だったりもする。

そういう環境では不良グループみたいなものはできない。

成績は0から100パーセントで、子供たちが自分でつける。

37パーセントくらいまで行けば、
社会に出たとき一応大丈夫だと思うね。


それでサッカーのクラスとか
自転車を作るクラスなんかもある。

自転車を作るには円周率を知らないとダメだ。

皆さん円周率を使って何ができますか?

ルミアールはこういった教育を行う学校なんだ。




で、やりたいことをいつやるかという話ですが、

[犬] これは前回に記事にした中にあった話ですよね[ひらめき]

金持ちが社会にお返しする時が来たなんて言ったりするが
返すってことは、取りすぎってこと


W・バフェットはあるとき、300億ドルものお金を寄付した。

誰かお金が必要な人に・・・
ということで、ビル・ゲイツにね。

資産運用アドバイザーは
私がきっちり資産を運用していたら資産は4.1倍になっていたと言うけれど、
私はどんどんシェアしていきたい。


MIT(マサチューセッツ工科大学の研究室)で教えていたときのこと。


ある日近所の墓地を散策しながらいうの考えた。
そこにある偉人たちの墓石を見てこう思った。

「私はどういう人々の記憶に残るのだろうか?」

そして墓地をもう1周して今度はこんなこと思った。

「人々の記憶に残る必要ってある?」

あの時私は変わった。



そして50歳のときのこと、
ある日、私は、焚き火の中に自分の過去の作品を放り込んだ。

38か国語に翻訳された著書や
何百もの記事とDVD。

これで、うちの子たちは私の仕事のことを知らずに済む。
いいことだ。
いずれはすべてお前たちに、なんて言わない。

子供たちは知らなくていい。

そして、私自身、
過去の栄光から抜け出すことができた。

新しいことをどんどんやる、
そういう人間になれたんだ。

そんなわけで、もう既に色々とやった。


ビーチリゾートは、もう、じゅうぶんに楽しんだ。

本格的な山登りも、本格的なダイビングもやった。

ラクダに乗って砂漠を旅した。

犬ぞりに乗って磁北極へ行った。



まぁ忙しかった。

やることリスト が、
もはややったことリスト になった。



それで最近はと言うと、
まだまだ仕事をしたい。

そういう気分だから、
新しい本を執筆、
新しい会社を3つ設立した。

そして、あとルミアール式教育を広めようとしている。

タダであげるけどいらないかな?

「公立学校で採用して」
と、10年も前から働きかけており、
われわれが作った公立校はとても高い評価を受けているのだが、
ただ、タダと逆に流行らないのだろうか?

とにかくわれわれはこれを広めたい。



そして最後に皆さんへのメッセージ。

日曜日の夜家で仕事、 これはもはや抵抗がない。

月曜日の午後映画に行く、 これには抵抗がある。

後者もできるようになることが大切です。



そうして、どんな時でもなぜだろうと3回考えてみること。

1回目は簡単に答えられる。
2回目は少し悩む。
3回目は自分でもよくわからなくなる。

そして一体何のために? と考えるようになってほしいんだ。


何のために私はこれを? 
そう考えること。


そして知恵に満ちた明るい未来を手に入れて欲しい。



セムラー氏は、社員を信じて、社員に任せる。
セムラー氏の会社では、
誰かが誰かを指図する という組織図を作らない。


ブラジルは、革新的な政治家やビジネスマン、アーティストが多くいるわりには、
人々に知られていません。

地球の反対側からの余波が、
日本にも届きますように。

この狭っくるしい国土の中で、
精神を病む人が多い企業中心の世界が、
少しずつでも変わっていきますように。

IPS細胞に期待するように、
セムラー氏の提唱する企業や学校が日本にも増えていくことを
期待してやみません。


あれ?
なんか、PTAの役員会の〆みたいになっちゃった(爆[exclamation]


最後までお付き合いくださって、ありがとうございました[るんるん] m(_ _)m
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