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大事なことはみ~んな猫に教わったⅡ 私の場合 [ねこ ぬこ ねこ]

昔々、
まだ子どもたちが本当に幼かった頃、
山の中の小さな町に住んでいたことがありました[るんるん]

見渡す限り山・・・っていうか、
盆地だったので、
360度
どこを見ても山に囲まれておりました[わーい(嬉しい顔)]

交通の便は、ほんとうに不便で閉口しましたが、
群生する蛍の乱舞や、
「ぎょえッ~[exclamation×2]
びっくりするほどの夜空の星数
頭上に、こんなにたくさんの星があったのかと・・・
宇宙の壮大さに目を奪われました[るんるん]


あんな世界を目撃したことは、
今では、私の心の財産になっていると思っています[揺れるハート]


ほんとうに自然が豊かな土地でした・・・[黒ハート]


まりりん(6年前に亡くなった愛犬)も、
子ども達も、
田舎の山野を駆け回って育ちました[ひらめき]

腰までの雪や、
氷点下を経験したのも、この地域です。



ここに住んでいる時に、
庭に野良猫ちゃんが来るようになりました[猫]

私が、庭の木の根元に
食べるものを置いておくので、
それを食べにやってきていました。

ねこちゃんにあげるものが無い時は、
いりこ出汁で温めたお豆腐とか(湯豆腐[exclamation&question])(笑)
木の根元に置いてました。

ねこさん、お豆腐も食べてはりましたよ。^^


そして、ある日、
そのねこさんはお母さんになって、
5匹くらいの赤ちゃん猫を連れてやってくるようになりました。

あらら・・・
野良の子育ては、さぞかし大変でしょう。
って思いました。

お母さん猫は、毛並みがパサパサになっていましたもの。
助けてあげなくちゃ・・・[るんるん]

そう思って、
買ってきたキャットフードや、残飯を、
子猫たちの分まで置いてやるようになりました。


そしてそのうち・・・
「あれ?」
1匹、多くなったのです。

真っ黒の小さな子猫が増えていました。

「この子、絶対にあんたの子と違うでしょ?」


自分の子供よりも、
月齢にして、数カ月も小さい子猫を
我が子と同じように育てていたねこのお母さん。


えらいなあ・・・[猫]

私も幼い子供たちの子育て真っ最中[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

とても他人事とは思えませんでした[たらーっ(汗)]
私も髪振り乱して頑張りましたから。^^


猫さんはね、
我がまま気ままなだけではありません。
ちゃあんと分かって生きてるんですよね[猫]

そのうち、子ども達は大きくなり、
庭で鬼ごっこをしたり、
庭の木によじ登ったりした、よく遊ぶようになり・・・

小さなクロちゃんを苛めることもなく、
みんなで仲良く暮らしていました[ひらめき]


(うちの子ども達とシンクロしています[わーい(嬉しい顔)])(笑)


その猫さんの家族は、
誰ひとりとして、
人にはナツキませんでしたが、
キッチンを覗き込んでご飯を催促したり(笑)
庭で日向ぼっこをしたり、
それはそれは愛らしい姿を見せてくれたものです[るんるん]


そうして、大きくなった子どもたちは、
1匹ずつ独り立ちしていきました。
ひとり減り、ふたり減り・・・


最後には、一番小さかった黒猫ちゃんが
お母さん猫と残りました。

(そのころ、私達はその子のことを「クロちゃん」と呼んでいました)

クロちゃんは、
幼いころの栄養不足からか、
大きくなっても小柄な猫でした。


そうして、クロちゃんがおとなになった時、
お母さん猫は、
自分のテリトリーをクロちゃんに残して姿を消したのです[exclamation]



私は感動しました。
他人の猫なのに、
自分の子と同じように育てて、
しかも、その子に
自分のテリトリーを譲るなんて・・・[exclamation]


お母さん猫の姿が見えなくなってからは、
クロちゃんがひとりでご飯をねだりに来るようになりました。


さてさて、
この続きはまた明日・・・[るんるん][ぴかぴか(新しい)]


そうなんです[exclamation]
まだ続きがあるんです・・・[黒ハート]

次はクロちゃんの物語。


最後までお付き合い下さってありがとうございます[るんるん][ぴかぴか(新しい)] m(_ _)m








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