枕草子 [読書感想文 A^ ^;)]
有名な清少納言さんの枕草子ですが、
結局、その 枕 が、何を意味したものであったのか?
というのは、長い間、学者さん達の論争の的になっています
そう。
春はあけぼの やうやうしろくなりゆく ・・・ の、アレです、アレ・・・
当時は、まだ貴重品だった紙を
内大臣 が 妹の中宮定子 と 一条天皇 に献上したときに、
( 中宮定子は清少納言が仕えた主人です )
帝 は 「『史記』を書写する」 とおっしゃいました。
「こちらは何を書きましょうか」
と、中宮定子 が問うと、清少納言 が、
「枕にこそは侍らめ」 と即答したので、
そのまま紙をいただいたそうです・・・
(ほぼwikiによる)
ラッキーやったわけですね
枕 が、意味しているものとして、
いくつかの説がありますが、
おもしろいので、
ちょこっとご紹介したいと思います
メモ帳説
忘備録として枕元に置くもの という意味
( これは分かりますね 私も枕元にメモやら読みかけの本やら日記帳やら、たくさん置いてあります)(笑)
忘備録が多過ぎて忘れてしまします・・・ (笑)
題詞説
「枕詞」「歌枕」などの章段が多いため
秘蔵本説
枕の如く、人に見せるものではない草子ということ
( 昔の枕は木でしたが、今の枕のように、日干しはしなかったんでしょうか・・・?)
( 私、しょっちゅう日干ししてますから、ご近所さんからは丸見えやと思います・・・ あは・・・ )
寝具説
帝の言われた史記を、敷きの布団にかけて言ったシャレ。
( この清少納言のジョークは、スベラなかったということですナ・・・ )
漢詩文からの引用であるとするものや
美しいかさね色を形容するのに使った言の葉の枕という意味
普通に、ただの名詞としての「枕草子」という説
など、諸説色々あるようです
う~ん・・・
私が作った 枕草子モドキ を記したくて、
この題材を書いていたのですが・・・
ここまでの前置きが長くなってしまいましたので
今日は、清少納言さんの枕草子の有名どころを
さらッと味わってみたいと思います
ちなみに・・・
枕草子 は、鴨長明の 『 方丈記 』 、吉田兼好の 『 徒然草 』 と並んで、
日本三大随筆 と称されております
源氏物語 を著した 紫式部 とは、ライバル関係であったと、
よく言われておりますが、
年代としては、 清少納言 が大先輩なので、
紫式部 とは面識などなかったと思われます
紫式部 が、清少納言 の批判をしているので、
それで、そういう見識が広まってしまったんではないかしら・・・
でも、まぁ、いいじゃありませんか
紫式部さん も、そう目くじら立てなくても・・・
私の、枕もとに置いたメモ書きや日記帳なんて、
半分、眠りながら書いているので、読めたものではありませんし・・・(笑)
ほんとうに読めない文字もあります(笑)
清少納言さん の、枕もとのメモ帳だと思えば・・・
でも、とても美しい文章です
枕草子 序段 をどうぞ
春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月のころはさらなり、
闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。
雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。
夕日の差して山の端いと近うなりたるに、
烏の寝所へ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、
はた言ふべきにあらず。
冬はつとめて(早朝)。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、
火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。
(つきづきし : ふさわしい)
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。
(わろし : 私は 『 がっかりする 』 というような意味だと思っています )
最後までお読みくださって、ありがとうございました m(_ _)m
結局、その 枕 が、何を意味したものであったのか?
というのは、長い間、学者さん達の論争の的になっています
そう。
春はあけぼの やうやうしろくなりゆく ・・・ の、アレです、アレ・・・
当時は、まだ貴重品だった紙を
内大臣 が 妹の中宮定子 と 一条天皇 に献上したときに、
( 中宮定子は清少納言が仕えた主人です )
帝 は 「『史記』を書写する」 とおっしゃいました。
「こちらは何を書きましょうか」
と、中宮定子 が問うと、清少納言 が、
「枕にこそは侍らめ」 と即答したので、
そのまま紙をいただいたそうです・・・
(ほぼwikiによる)
ラッキーやったわけですね
枕 が、意味しているものとして、
いくつかの説がありますが、
おもしろいので、
ちょこっとご紹介したいと思います
メモ帳説
忘備録として枕元に置くもの という意味
( これは分かりますね 私も枕元にメモやら読みかけの本やら日記帳やら、たくさん置いてあります)(笑)
忘備録が多過ぎて忘れてしまします・・・ (笑)
題詞説
「枕詞」「歌枕」などの章段が多いため
秘蔵本説
枕の如く、人に見せるものではない草子ということ
( 昔の枕は木でしたが、今の枕のように、日干しはしなかったんでしょうか・・・?)
( 私、しょっちゅう日干ししてますから、ご近所さんからは丸見えやと思います・・・ あは・・・ )
寝具説
帝の言われた史記を、敷きの布団にかけて言ったシャレ。
( この清少納言のジョークは、スベラなかったということですナ・・・ )
漢詩文からの引用であるとするものや
美しいかさね色を形容するのに使った言の葉の枕という意味
普通に、ただの名詞としての「枕草子」という説
など、諸説色々あるようです
う~ん・・・
私が作った 枕草子モドキ を記したくて、
この題材を書いていたのですが・・・
ここまでの前置きが長くなってしまいましたので
今日は、清少納言さんの枕草子の有名どころを
さらッと味わってみたいと思います
ちなみに・・・
枕草子 は、鴨長明の 『 方丈記 』 、吉田兼好の 『 徒然草 』 と並んで、
日本三大随筆 と称されております
源氏物語 を著した 紫式部 とは、ライバル関係であったと、
よく言われておりますが、
年代としては、 清少納言 が大先輩なので、
紫式部 とは面識などなかったと思われます
紫式部 が、清少納言 の批判をしているので、
それで、そういう見識が広まってしまったんではないかしら・・・
でも、まぁ、いいじゃありませんか
紫式部さん も、そう目くじら立てなくても・・・
私の、枕もとに置いたメモ書きや日記帳なんて、
半分、眠りながら書いているので、読めたものではありませんし・・・(笑)
ほんとうに読めない文字もあります(笑)
清少納言さん の、枕もとのメモ帳だと思えば・・・
でも、とても美しい文章です
枕草子 序段 をどうぞ
春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月のころはさらなり、
闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。
雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。
夕日の差して山の端いと近うなりたるに、
烏の寝所へ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、
はた言ふべきにあらず。
冬はつとめて(早朝)。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、
火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。
(つきづきし : ふさわしい)
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。
(わろし : 私は 『 がっかりする 』 というような意味だと思っています )
最後までお読みくださって、ありがとうございました m(_ _)m