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枕草子 [読書感想文 A^ ^;)]

有名な清少納言さんの枕草子ですが、
結局、その が、何を意味したものであったのか?
というのは、長い間、学者さん達の論争の的になっています[るんるん]

そう。
春はあけぼの やうやうしろくなりゆく ・・・ の、アレです、アレ・・・[ダッシュ(走り出すさま)]

当時は、まだ貴重品だった紙を
内大臣妹の中宮定子 一条天皇 に献上したときに、
( 中宮定子は清少納言が仕えた主人です[るんるん]
「『史記』を書写する」 とおっしゃいました。

「こちらは何を書きましょうか」
と、中宮定子 が問うと、清少納言 が、
「枕にこそは侍らめ」 と即答したので、
そのまま紙をいただいたそうです・・・[ぴかぴか(新しい)]
(ほぼwikiによる)

ラッキーやったわけですね[揺れるハート]


が、意味しているものとして、
いくつかの説がありますが、
おもしろいので、
ちょこっとご紹介したいと思います[ひらめき]


[1] メモ帳説

忘備録として枕元に置くもの という意味
[犬] これは分かりますね[るんるん] 私も枕元にメモやら読みかけの本やら日記帳やら、たくさん置いてあります)(笑)

忘備録が多過ぎて忘れてしまします・・・[ダッシュ(走り出すさま)][ダッシュ(走り出すさま)] (笑)

[2] 題詞説

「枕詞」「歌枕」などの章段が多いため

[3] 秘蔵本説

枕の如く、人に見せるものではない草子ということ

[犬] 昔の枕は木でしたが、今の枕のように、日干しはしなかったんでしょうか・・・?)
[犬] 私、しょっちゅう日干ししてますから、ご近所さんからは丸見えやと思います・・・[わーい(嬉しい顔)] あは・・・[たらーっ(汗)]

[4] 寝具説

帝の言われた史記を、敷きの布団にかけて言ったシャレ。

[犬] この清少納言のジョークは、スベラなかったということですナ・・・[ダッシュ(走り出すさま)]

[5] 漢詩文からの引用であるとするものや

[6] 美しいかさね色を形容するのに使った言の葉の枕という意味

[7] 普通に、ただの名詞としての「枕草子」という説

など、諸説色々あるようです[ひらめき]


う~ん・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
私が作った 枕草子モドキ[揺れるハート] を記したくて、
この題材を書いていたのですが・・・[ダッシュ(走り出すさま)][ダッシュ(走り出すさま)][ダッシュ(走り出すさま)]

ここまでの前置きが長くなってしまいましたので[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
今日は、清少納言さんの枕草子の有名どころを
さらッと味わってみたいと思います[ひらめき]

ちなみに・・・
枕草子 は、鴨長明の 『 方丈記 』 吉田兼好の 『 徒然草 』 と並んで、
日本三大随筆 と称されております[黒ハート]

源氏物語 を著した 紫式部 とは、ライバル関係であったと、
よく言われておりますが、
年代としては、 清少納言 が大先輩なので、
紫式部 とは面識などなかったと思われます[ひらめき]

紫式部 が、清少納言 の批判をしているので、
それで、そういう見識が広まってしまったんではないかしら・・・[るんるん]

でも、まぁ、いいじゃありませんか[るんるん]
紫式部さん も、そう目くじら立てなくても・・・[わーい(嬉しい顔)]

私の、枕もとに置いたメモ書きや日記帳なんて、
半分、眠りながら書いているので、読めたものではありませんし・・・[たらーっ(汗)](笑)
ほんとうに読めない文字もあります(笑)[爆弾]

清少納言さん の、枕もとのメモ帳だと思えば・・・[ひらめき]

でも、とても美しい文章です[黒ハート]
枕草子 序段 をどうぞ[るんるん][ぴかぴか(新しい)]


春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。月のころはさらなり、
闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。
雨など降るもをかし。

秋は夕暮れ。
夕日の差して山の端いと近うなりたるに、
烏の寝所へ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、
はた言ふべきにあらず。

冬はつとめて(早朝)。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、
火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。
(つきづきし : ふさわしい)
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。
(わろし : 私は 『 がっかりする 』 というような意味だと思っています )

最後までお読みくださって、ありがとうございました[るんるん] m(_ _)m

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