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小早川涼著 包丁人侍事件帖 料理番子守り唄 [読書感想文 A^ ^;)]

今日は、小早川涼さん が著された、
包丁人侍事件簿 料理番子守う唄 の読書感想文です。[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

料理番子守り唄 包丁人侍事件帖 (3) (角川文庫)

料理番子守り唄 包丁人侍事件帖 (3) (角川文庫)

  • 作者: 小早川 涼
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/08/25
  • メディア: 文庫


小早川涼さん は、三重県伊勢市出身。
愛知教育大学教育学部教職科心理学教室卒業。
高校生の頃から古典と日本史、そして江戸時代が好き。
その歴史好きが高じて学校の先生になられて、そこからまた時代物作家になった人です[るんるん][ぴかぴか(新しい)]

お話の中には、お料理の描写が多く、
(主人公が江戸の将軍、家斉のお料理番)
ずいぶん感心しながら読んでいたら、
例の92才の文学少女である友人が、
「あの人はね、わざわざお料理を作ってから文章にするらしいのよ」
と教えてくれました。
「おいしくできるまで、何度も何度も作ってみるそうですよ」 と。

へぇー[exclamation]
それで実においしそうなのですね・・・[黒ハート]

食欲中枢が刺激されるのでご注意くださいませね[わーい(嬉しい顔)] (笑)

作家、池波正太郎(いけなみ しょうたろう)さん の小説に出てくるお料理も、
わざわざ料理本が出るほど、多くのファンがいらして、
ほんとうに美味しそうでした。

池波正太郎のそうざい料理帖 (深夜倶楽部)

池波正太郎のそうざい料理帖 (深夜倶楽部)

  • 作者: 池波 正太郎
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2003/07/01
  • メディア: 単行本



そうざい料理帖 巻一 (平凡社ライブラリー)

そうざい料理帖 巻一 (平凡社ライブラリー)

  • 作者: 池波正太郎
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2011/01/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


小早川涼さんも、また違った味で、
なかなかのおいしそうな展開を見せてくれます[ひらめき]

私が読んだこの本は、包丁人事件簿として、シリーズで出版されています。
江戸時代のお話です。

料理はもちろんですが、江戸の歳時記も味わえます。
エグい場面や、グロな場面はありません。
安心してのぉ~んびり読める本です[るんるん]

またまた、92才の友人が、ご自分の所蔵する本の中から貸し出してくださいました[揺れるハート]

以下は、読書感想文なので、
ほとんどがネタですので(笑)、
今から読もうとされている人、
そのうち読むわ と思われている人 、
今後、読む可能性があると思える人は、
どうぞご注意くださいますように…。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ここからはネタバレ注意 ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚


主人公は、鮎川惣介。
将軍、徳川家斉の食事を作る台所人です。

鮎川惣介は、見た目が麗しくありません。(笑)
団子っ鼻で、腰回りはだぶついていて、
いわゆる、中年太りの体型のようです。
剣術の方もさっぱり弱くて、
おおよそ、女性にモテるなどという華麗な気配はありません。

妻帯者で、
奥さんは、まぁ、普通に、マイペースなオバチャンです。
そして、2人の子どもがいますが、残念なことに、娘が父親に似ています。>m<

というような、読んでいて、
思わず口角がクスッと上がるようなレベルのジョークが、
あちこちに仕込まれていますので、
気負うことなく、本の世界に没頭できます。
(乗り越さないようにご注意ください) (私、乗り越しそうになりました)

鮎川惣介は、お料理の才にはとびきり恵まれているようで、
将軍家斉の直々のお呼びつけで、将軍家斉の前に、作ったばかりの料理を持って参上したりします。

幼馴染でイケメンの片桐隼人は大奥の警護をする役人ですが、
その隼人といっしょに、
将軍家斉、直々の命令で、事件に関わっていくという物語です。

まず、鮎川惣介が、炒りたての黒豆に愚痴を聞かされる夢の話から、
この物語は始まります[ひらめき]

そうして、屋台で売られている寿司が、万病を治すなどという噂で、
不振に思った惣介と知人は、屋台に出向きます。
そしたら、お茶にアヘンが含まれていた・・・[exclamation×2]
というところから、騒動が持ち上がります。

そして、大奥でも殺人事件があり、
殺されたはずの女性は生きていて、
それも、屋台のアヘンと絡んでいくというストーリーです。

「話の出来栄えが気に入らない場合でも、作中のレシピで、江戸料理にチャレンジできます」
とは、著者、小早川涼さんの名言です[ひらめき]

私も鮎川惣介のお料理のどれか、
江戸時代のレシピを作ってみようかしら・・・ ^m^

秋の夜長、
気楽に読める本としてお勧めします[揺れるハート]


最後までお付き合いくださってありがとうございます[るんるん] m(_ _)m

シリーズです

将軍の料理番―包丁人侍事件帖 (学研M文庫)

将軍の料理番―包丁人侍事件帖 (学研M文庫)

  • 作者: 小早川 涼
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/07/14
  • メディア: 文庫



大奥と料理番 包丁人侍事件帖 (2) (角川文庫)

大奥と料理番 包丁人侍事件帖 (2) (角川文庫)

  • 作者: 小早川 涼
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/07/25
  • メディア: 文庫



月夜の料理番 包丁人侍事件帖(4) (角川文庫)

月夜の料理番 包丁人侍事件帖(4) (角川文庫)

  • 作者: 小早川 涼
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 文庫


(どんどん出版されています)

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