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『天皇の料理番』 キャストと感想(私の場合)「あーん、終わっちゃうよぉ・・・」 [TV番組・ドラマ・映画・DVDなどなど]

佐藤健さん主演の 『 天皇の料理番 』 は、TBSテレビ60周年特別企画の番組です。
大好きでずっと見ています。
見ていて、ほんとうに丁寧に作られていると感じますもん。
丁寧に作られたドラマを観るのは幸せです
私の第一印象は、「大河にあらずして、大河より大河 」です。

子どもの頃からずっと大河ドラマを見てきましたが、最近は、大河ドラマに対する愛(?)が低迷しています[2]
おもしろくないものねー[たらーっ(汗)]
今年も井上真央ちゃんが主役だと聞いてかなり期待しましたが、役者の顔を立てなきゃならないためか、どっちつかずになっているような気がします。
まぁ、大河ドラマは、別の日に考えることにして…[ダッシュ(走り出すさま)]

TBSの 『 天皇の料理番 』 は、お世辞抜きで、ほんとうに素晴らしい[exclamation×2]

主演の佐藤健さんは、この役が勝負どころかも?
アイドルタレント系俳優から本格派の俳優としての地位を築くために、彼は覚悟を決めているように見えます。龍馬伝の岡田以蔵、るろうに剣心で、佐藤健さんを見直した人も多いのではないでしょうか? 私も、その中のひとりです。
佐藤健さん、勝負してるなぁと思います。

そして、佐藤健さんだけでなく、取り巻く俳優さんたちの、なんとまぁ、素晴らしいこと[exclamation×2]

まず、一度は結婚したけど、篤蔵がシェフを目指したために、別れなければならなくなった元嫁、俊子に、黒木華さん。

黒木華(くろきはる)さん と言えば、キネマ旬報ベストテンや日本アカデミー賞など数々の国内の賞を総ナメといえるほどに受賞し、
2014年には『小さいおうち』で、第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を
受賞したことが知られています。
若い女優さんの中でも、特に期待している人です。

このドラマの中でも、篤蔵を思う、純粋で真摯な愛が伝わってきて、切なくて愛しくて、 俊子さんに泣かされてしまうことが多い私です。

篤蔵と俊子は離婚して、篤蔵はパリへ行ってしましました。パリではフランソワーズという、とても素晴らしい女性と知り合いました。
でも、篤蔵の帰国後、篤蔵と俊子は元のさやに納まったのです。
いやぁ、ほっとしましたよねぇ。フランスワーズも可愛くて素直で、とてもすてきな女性だったけど、「え?俊子さんはどうなるの?」って思ってましたものねぇ。
いつの間にか俊子さんの大ファンになってましたよ…?(笑)

でも、俊子さんが亡くなってしまい、ずいぶん凹みました…[たらーっ(汗)] これって黒木華さんがすごいってコトじゃない?もう番組が、ほぼ終わってしまったような気さえしていますもの。
これがほんものの女優というものなのかな?^^
(俊子さん、亡くなる前は痩せ細っていましたね…さすが黒木華さんですね )

篤蔵さんと俊子さんだけでなく、周囲の人たちも素晴らしい俳優陣です[ハートたち(複数ハート)]

夢に向かって勝手に突っ走る篤蔵をあたたかく支え続ける兄、周太郎に鈴木亮平さん。 病に倒れ、勉学を途中であきらめて故郷に戻り、臥せったまま、篤蔵の支えになっていました。
鈴木亮平さんは、この役のために20キロも減量されたそうで( 結核で亡くなる周太郎さん )見ていてほんとうに胸が詰まってしまいました。 周太郎さんの優しさ、哀しさを体現されていましたね。
NHK朝ドラの「花子とアン」では、花子の結婚相手を好演されていました。役どころは微妙な設定でしたケド。

篤蔵さんの両親には、杉本哲太さんと美保純さん
大好評だった NHK朝ドラ、あまちゃん の、駅長大吉さんと海女さんの美寿々さんです ^^ 堂々たるベテランの両親で、落ち着いて見ていることができます。

篤蔵が尊敬するシェフ、宇佐美さんには小林薫さん
寡黙で、厳しく、優しく、奥が深い。職人として、めっちゃ、かっこいい!
私にとっては、小林薫さんは、NHKの朝ドラ 『 カーネーション 』 のおとうちゃん!ですが、この小林薫さんが演じる宇佐美さんはステキだ…!

パリでも一緒、の親友、松井新太郎に桐谷健太さん
ぽわーんとした外見と、何につけてもいいかげん、という性格ですが、心の中の葛藤が微妙に表れていて、なぜか誰にでも愛される新太郎さんを好演されています。「おまえさーん!」で笑っちゃう。(笑)

パリでの篤蔵の恋人フランソワーズ役のサフィラ・ヴァン・ドーンさん。かわいい人でしたね!
篤蔵が働いていた食堂のおやじさんに、佐藤蛾次郎さん[exclamation] 蛾次郎さんまで引っ張り出すなんてTBSは本気だッ[exclamation×2] って思いました。
そしてその嫁、「 色気が襦袢を着てる 」女性に、高岡早紀さん
兄の周太郎さんの大学の教授に、武田鉄也さん
日本でのコック見習い時代のライバルとして、柄本佑さん
フランスの日本大使館、大使の粟野慎一郎に、郷ひろみさんまで出演!
それと、忘れてならないのが大膳課の最古参、宮前さんは木場勝己さん。私、大滝秀治さんを思い出しました!

よくもまぁ、こんなにハマり役の俳優人を召集してくださったもんです。
お茶の間(って今でも言うのかしら?)で、よく認知された、グレードの高い俳優さんたちを揃えたって感じ。

後半に入って、早送り気味になってしまったところが残念ですが、3か月区切りのドラマとしては致し方がないところなのでしょう。

私は、脚本とか、プロデューサーとか、演出のことは詳しくないけど、きっと、すごく優秀な人たちを結集させたんだろうなーという印象です。時代考証もまったく違和感がないし。お料理も映像も隅々までコッてます。視聴者としては、老いも若きも見ることができます。ほんとうに特別企画ならではのドラマだと思います。

脚本家の森下 佳子(もりした よしこ)さん は、NHK朝ドラの「ごちそうさん」で向田邦子賞を受賞されていますね。
相当にお料理を研究されたであろうことが、この 『 天皇の料理番 』 で、完全に活きています。しかも、同じ時代だし! 脚本家として森下さんを選んだ人もすごいですねー。
原作とはぜんぜん違う展開だし、原作をヒントにしたフィクションになっていると思います。

音楽メインテーマは、久し振りのクラシックで、私の大好きな、エルガーの 『 威風堂々 』。
主題歌としての、さだまさしさんの「夢見る人」もこのドラマに合ってるし。
3か月だけのドラマにするのがもったいない... 。

そりゃあね、ちょっと若すぎる父と母ですよ。佐藤健さんがいくらヒゲをはやしても若すぎます。(笑)
あと、佐藤健さんの伸長を工面されてるなぁと・・・。
でも、「 演技力やテーマなんてどーでもいい… 」「人気俳優を使って、時間と画面を埋めればいい… 」 そんな、視聴者を軽視したドラマが多い中、 『 天皇の料理番 』 にはとても感謝しています[黒ハート]
主役の二人が若すぎるなんてどうでもいいくらい(笑)楽しめます[るんるん]

あー。 感想って難しー[あせあせ(飛び散る汗)]
こんな程度の感想を打つのに、考えながら打つから何時間もかかってますよ…[ダッシュ(走り出すさま)]
そういや、読書感想文って「書け」って言う方にムリがありますよね・・・[爆弾]

『 天皇の料理番 』は、優しくて、丁寧で、素晴らしいドラマだと、私は思っています。
終わってほしくない[exclamation×2]

TBSさん、また本気なドラマ、作ってくださいね[るんるん][ぴかぴか(新しい)]
民法でも、こんなにいいドラマが作れるんだぞーってトコ、見せてください[ひらめき][ぴかぴか(新しい)]

次回、90分、最終回スペシャル[exclamation×2]
ぜったい、見逃せません[揺れるハート]

  

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