SSブログ

まりりんの祇園精舎 [古ひつじの詩(川柳・狂歌・詩・散文など)]

皆さま、こんばんは[わーい(嬉しい顔)]

今日は古ひつじの詩、デス[ひらめき]

祇園精舎、
まりりんバージョンでお送りしたいと思います[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]



祇園精舎の鐘の声、

諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、

盛者必衰の理をあらはす。



ガミガミと噛みつく人だとて、

一生、そこにいることはない。


嫌なつき合い余儀なくされても、

一生、続くわけじゃない。


周囲の人は流動的。

時が経てば、

立場も変わるし、

肩書きも変わる。

そして、人は入れ替わる。


年齢だって変わってく。

一生、変わらぬわけじゃない。


自分自身の考え方ですら、

経験とともに

少しずつ変わっていく。


奢れる者は、奢りに気づかず、

他人の不快を

その身の内に溜めるものなのかもしれない。


何人も

どんなエピローグを迎えるかなんて分からない。


いったい、何が幸せか?


栄華を誇り、

そのまま逝く人もある。

身勝手で、

人に疎まれ、

孤独に暮らす人もいる。

でも、

その孤独に気づかぬなら

それはそれで幸せなのかもしれない。



人の人生なんて分からない。



どう生まれて、

どう育って、

どういう大人になって、

どう老いて、

どうこの世を去っていくのか、

誰も、誰も、分からない。



10年経てば、何もかもが変わる。



自分の人生すら予測不能なのだから、

他人さまの人生なんて、

なおさらのこと・・・。

家族だって、親友だって、

何も分からない。

それが真実。



20年経てば、世の中のすべてが変わっている。



身勝手な人はそれなりに、

意地悪な人もそれなりに、

浅はかな人もそれなりに、

勝気な人もそれなりに、

老いていく自由を認めてあげればいい。



(周囲は迷惑かもしれませんケド[あせあせ(飛び散る汗)]



希薄な人生、

それもまた良し。

濃い人生だって、それもまた良し。



それを選ぶのは自分。

自分の世間を作るのも自分自身。

だからこその自分の人生。



外野でうわさする人など、

うつろう陽炎

夢、幻のごとくなり。



責任もってうわさする人など

ひとりもいやしない。


なら、放っておけばいい。

構わないでいい。



我が人生の責任は

ただ、自分にあるのみで、

そこからは逃げちゃいけない。



毎日していることの積み重ねが

すなわち

その人の生命の軌跡となる。

人生となる。



どういうわけか、

この世に生まれ出でた魂の炎、

どう燃やすかは自分次第。


生を受ける者として

命を授かったものとして

精一杯、生きるしか選択肢はないだろう。



人それぞれに花の色。

人それぞれに魂の燃ゆる。


そうやって人々は、今までも生きてきた。

これからも人は、同じように生きていく。

そうして、命を紡いでいく。


さまざまなる人生。

岐路はいずこ・・・


さまざまなる人生。

何を良しとするか?


ONE OF THEM

どんな人生 送ったって

どこかに消える幻の塵



それでも、懸命に生きる

だからこそ、真摯に向き合う。



そして、50年も経てば、

私なんて跡形もない。


花が舞い、

鳥は鳴き、

月はおぼろに、

木々の間を 風が吹き抜けていく。




おごれる人も久しからず、

ただ春の夜の夢のごとし。

たけき者も遂にはほろびぬ、

ひとへに風の前の塵に同じ。








最後までお読みくださってありがとうございます[るんるん] m(_ _)m



nice!(51)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 51

コメント 14

ナビパ

成すがままって好きだったりします。
まぁ〜心身ともに自然体ってことで^^b
by ナビパ (2016-06-17 05:23) 

ゲンママ

おごれる人も久しからず。。
舛添氏。。。
50年立てば、跡形も無い。。
今を楽しみたいですね。。
ため息ばかりついてないで。。(私の事です~)
by ゲンママ (2016-06-17 05:50) 

みぃにゃん

なんだかこの詩にはげまされたように思います。
前向きな気持ちになる詩ですね。
by みぃにゃん (2016-06-17 07:18) 

よしころん

雑踏の中に身を置いているとき、「このなかの誰一人、100年後には存在しないんだなぁ」なんて思うわたくし ^^;
平家物語の冒頭もよく思い返しますが、方丈記の冒頭も好き。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは・・・
by よしころん (2016-06-17 07:44) 

makkun

まりりんさん!
今夜は奥さんを無視してCoCoタンを横にはべらせて
一杯飲みました~
気分良くPCをONしてまりりんさんのページを覗いた途端に
「まりりんの祇園精舎」のタイトルに釘付け~
身勝手な人はそれなり・・・・
意地悪な人もそれなりに・・・・・
自分の事を書かれているようでハニュカシイ~((+_+))

by makkun (2016-06-17 20:01) 

まりりん

ナビパさま

ご訪問、NICE、コメントをいただいて、
ありがとうございます♪ m(_ _)m
Beatles の Let it be の歌詞が、
最近、心に染みます。
若い頃は、投げやり系の意味にとらえていたように思います。
by まりりん (2016-06-17 22:35) 

まりりん

ゲンママさま

ご訪問、NICE、コメントをいただいて、
ありがとうございます♪ m(_ _)m
舛添氏、退くのは簡単ですけど、
ちゃんと説明して、血税は返金してほしいですね~。
まだ奢ったままの人も明るみに出さなきゃ。
by まりりん (2016-06-17 22:41) 

まりりん

みぃにゃんさま

ご訪問、NICE、コメントをいただいて、
ありがとうございます♪ m(_ _)m
回りくどい言葉群ですが、
実は、ある友人へのエールです♪
元気になるって言って頂いて嬉しいです!(*^ ^*)
by まりりん (2016-06-17 22:43) 

まりりん

よしころんさま

ご訪問、NICE、コメントをいただいて、
ありがとうございます♪ m(_ _)m
よしころんさまも、同じようなことを考えていらっしゃるのですね。
私も、高校生の頃は方丈記の方が好きでした。
だんだん、鴨長明を好まなくなってしまいましたが、
方丈記の冒頭は今でも大好きです♪
by まりりん (2016-06-17 22:46) 

まりりん

makkunさま

ご訪問、NICE、コメントをいただいて、
ありがとうございます♪ m(_ _)m
>身勝手な人
>意地悪な人
ってmakkunさまではないでしょう!(意味深・・・)
CoCoたんに聞いてみてくださいませ(笑)
by まりりん (2016-06-17 22:48) 

taekozue

生き方は、人それぞれですね。
何度も読み返し、詩の深さに
しみじみとしてしまいました。

by taekozue (2016-06-18 08:29) 

まりりん

tarkosueさま

ご訪問、NICE、コメントをいただいて、
ありがとうございます♪ m(_ _)m
お褒めいただいて恐縮です。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
by まりりん (2016-06-18 14:38) 

saia

何だか私自身の今までと心情を、詩に書いてくださったかのようです。
私も以前の職場で人間関係に悩まされました。
あの時あんなに苦しめられた人達、今は・・・
あれは一体何だったんだろうと思ってしまいます。
今はあの頃がうそのように平穏な毎日です(*´▽`*)

by saia (2016-06-20 12:12) 

まりりん

saiaさま

ご訪問とナイス、コメントをいただき、
ありがとうございます♪m(_ _)m
saiaさまも大変なご経験をされたのですね。
とても傷つけられますよね…。
この詩は、打たれ弱い?私の友人のために書きました。
今まで生きてきた中での、私の実感です。
私だって決して強いワケじゃない。
ただ、前に進むことを余儀なくされているだけで、
引きこもって泣いていられたら、どんなに幸せか…と思っですいました。
でも、抜け出せたのは、
泣きながらでも
やっぱり前に進んだからだと思っています。
saiaさまも抜け出せて良かったですね♪

by まりりん (2016-06-22 00:40) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

明石城(その2)万歩計 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。