漫画 中国人女子と働いたらスゴかった [読書感想文 A^ ^;)]
今日は 漫画 の感想文です
図書館で借りてきた漫画が微妙におもしろかったので。
漫画;小道迷子
原案;渡邊豊沢 (邊という字が返還で出てこなかったので微妙に違います)
この原案の渡邊さんは、コンサルタント、中国語の本、台湾語の本を出版されています。
きっと、中国で仕事をする日本企業のコンサルタントのような気がします
漫画家の小道さんとのタグの作品は、
この 『 中国人女子と働いたらスゴかった 』 を含めて4冊かな?
この本が出版されたのは、ちょうど1年前なので、、
もう1冊くらい増えているかもしれません。
お互いを理解するために、役に立てばいいなぁ と書いておられます。
国のやることは、はちゃめちゃですが、
幼いころ、私が知ってた中国人のおじさんは、控え目で優しい人でした。
壁は厚いですが、
仲良くならなくとも理解できれば、
ビジネスで困っている人たちも多少は救われるんじゃないかと思い、
この本のことを書くことにしました
主人公はワタナベという普通の青年ビジネスマンです。
ただし、猫の姿にネクタイを締めています ^m^
( 猫型ビジネスマン)
彼と、同僚の中国女子、小鳳(シャオフォン)の話です。
この漫画は、中国人からみた 「さっぱりわからない日本人」 と、
日本人から見た 「なかなか理解に苦しむ中国人」 を描いています。
まじめで謙虚な ワタナベ (ふつーの日本青年) と、超ポジティブな 小鳳 の組み合わせがおもしろい。
例えば、日本人が店員さんを呼ぶときの「すみませーん」
小鳳「なんで謝る・・・」
( 私も、実はいつもこれを疑問に思っていて、ファミレスなんかでテーブルに呼び出しチャイムがついているとホッとします。店員さんを「すみませーん」て呼ばなくて済むんだもの・・・)
これは、英語でも似たようなもので、
I'm sorry も同じですよね。
店員さんのサービスにも
日「すみません」
中「『ありがとう』じゃないの?」
( 私もできるだけ「ありがとう」って言うようにしています)
逆に、中国人は「すみません」を滅多に言わないそうです。
一度、アマタを下げたら『負け』になってしまうらしい
日本人はマニュアル通りにしか対応しないから???だそうです。
中国の店員さんは、客が買ったものは乱暴に扱います
理由は、 「私のじゃない」 から。
でも、親しくなったら、とことん面倒を看てくれるそうです。
まず、ワタバベが中国に出張に行きます。
市場で知り合ったのが、小鳳さんという女子。
カナリアを売っていました。
「出張であちこち移動しなければならないから」
と、ワタナベは断ります。
でも小鳳さんはあきらめない。
「大丈夫!水をエサをあげるだけ!」
「すぐなつくから寂しくない」
「目覚まし時計にもなる」
「朝、よく鳴くから寝過ごさない」
ここで、ワタナベ、反論します。
「スマホの目覚ましがありますから」
小鳳、畳みかける。
「生の鳥の声で毎朝目覚めるの、気持ちいいよー。
最高の贅沢だ。
そんな経験したことあるか?」
ワ「でも、一緒に飛行機に乗るのはちょっと不便かと・・・」
小「そのときは放してあげらばいいよ。
カゴの鳥と女性は、ときには放してあげる。
これ大切ね」
ワタナベは「わけわかんな~い」
と言いながら、「最後の1羽」だというカナリアをとうとう買ってしまいます。
そして、ホテルのロビーで・・・
部長が、同じカナリアを持って現れます。
ふたりで食事をしているとき、
小鳳が現れる。
「私が買ったのを 最後の1羽 って言わなかった?」 というふたりの質問に
「あなたが雌の最後の1羽」
「あなたが雄の最後の1羽」
と、しゃあしゃあと言う小鳳。
この時点で、小鳳のねばり強い商法に、ちょっと感心しているふたり。
ここで、この食堂のおばさんが現れる。
小鳳の親戚らしい。
小鳳が「日本の友だち」だと紹介すると、おばさんはふたりを熱烈歓迎。
大盤振る舞い。(正しくは、椀飯振舞)
部長は、小鳳をスカウトすることにする
直後に分かったカナリアの値段の差。
部長には3百元 で、ワタナベには80元 で売っている。
怒るブチョー
小鳳は答える。 「見人報價(ジィエンパオジャア)」
人を見て値段を決めること。
ブチョーとワタナベは複雑な心境・・・
小鳳はリクルートスーツを不思議に思う。
「会社の制服じゃないの?」
ワタナベは言います。
「控えめで、目立たないからいいンだ」
「えー?それじゃ個性がなくてつまんないよ。
同じがいいなら、誰を採用しても一緒じゃん」
( 確かに・・・)
中国では、苗字は99.9%が1文字なので、名前と苗字の間にスペースは開けない。
だから、名刺にびっくりする。
苗字と名前が離れているからです。
( そういえば、家康に関しても、そういう逸話がありましたね 「国家安康」「君臣豊楽」にイチャモンつけて、豊臣家を滅ぼしたきっかけを作ったの)
中国では、結婚しても苗字は変わらないそうです。
朝、ワタナベが一緒に掃除をしようと誘うと、
「え?他人のデスクふくの?嫌がられるよ」
「他人のプライベートを汚す。いけないよ!」
親以外に、深いお辞儀はしない。
親以外は、ちょこっと頭下げるだけ・・・。
電話では、「相手が何者か分からないのに、電話でこちらから先に名のるのは変!」
同じく電話で、「相手先の名前を、向こうが名乗らないのにこちらから聞くのは失礼」
「中国の都会には、カレー屋さんがあるけど、
デートな時に食べるような、おしゃれなイメージ」らしい。
中国では、音を立てて食べるのはマナー違反だそうです。
ラーメンも、すすらない方がよさそうですよ
日本語の、「お疲れ様」「ごくろう様」は、マイナスの挨拶
えー
私、大好きな言葉なのに
中国人にしてみれば、「それほどの重労働をしていないのに、嫌味?」
「そんなに苦労なんてしていないのに嫌味?」
って思うそうです
小 「定時過ぎて仕事を頼むなんて、ワタナベの計画性がないんだよ」
中国の人、あまりお化粧しないのは、
素肌美人が一番だという一般論によるそうです。
中国人は風水にこだわります。
地下のレストランは、陰気で気が下がるからダメだって。
北東に浴室やトイレがあると、寒い冬に北風が入り込みやすく、
住んでいる人の身体に大きな負担がかかる。
( うちは北東が浴室だわ~)
9、6、8 の数字の組み合わせは縁起がいい。
あとは、幾通りか縁起のいい数字の組み合わせもあるそうです。
「もう、この製品は生産しない」となると、
日本人は新しい製品を欲しがりますが、
旧製品の利用者はまだまだたくさんいるので、
小鳳は、1割増しの金額で、
会社の旧製品を売りさばいてしまいます。
「もう生産しないは、もう買いたくても買えないということだからよけいに欲しがる」
そして、小鳳は、「値引きすると、売れない商品だと思われる」から、
1割高い値段で売っていたのです。
恐るべし 中国風商法
小 「いつも、陥れられないように、警戒心をなくしちゃダメ」
まぁ、日本でも、これは鉄則だと思いますけどね・・・
他に、中国では ケチと思われることは「最悪」 なことだそうです。
そして、 「できない」とは、出来るだけ言いたくない から、
「できる」と答えさせる方向で、商談を進めていくこと、など・・・
色んな話が載っていました。
( ここで半分くらいデス)
( 私は、仕事上、「これはできない」とはっきり言っちゃった方が相手に迷惑をかけないので、できるだけ曖昧な表現は避けるようにしています)
いやー、たかが漫画1冊、されど漫画1冊。
勉強になりました
最後まで、お読みくださって、ありがとうございました m(_ _)m
2015-12-10 18:00
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mangaharaさん、あんれにさん、mamiiさん、ゆきちさん、パパ太郎さん、シャテニエさん、美美さん、猫爺さん、シラネアオイさん
ご訪問とナイス、ありがとうございます♪ m(_ _)m
by まりりん (2015-12-11 00:33)
文化とか国民性とかいろんな違いがあるのでしょうねぇ。
自分のものさしで比較してしまうとギョッ!としてしまうのかもしれません^^;
by よしころん (2015-12-11 08:23)
面白く読ませていただきました。
はっきりしてて自分主義の中国流よりも、
奥ゆかしくて適度にうじうじしている日本流かなあ(^^;)
あっ、すみません、「すみません」は好きな言葉で、
お礼や感謝や謝罪と、心の扉を開く素敵な言葉だなあと。
by ojioji (2015-12-11 12:17)
よしころんさん
ご訪問&ナイス&コメント、ありがとうございます♪ m(_ _)m
アメリカ人と、イギリス人の友人がいる(いた?)ので、
同じように文化の違いを感じています。
日常の延長線上で考えると「げっ?!」って思いますよね。
私は彼女たちに、ずいぶん勉強させられました。(笑)
by まりりん (2015-12-13 00:56)
ojiojiさん
ご訪問&ナイス&コメント、ありがとうございます♪ m(_ _)m
「すみません」は、私も大事にしたい言葉のひとつです♪
ジョンレノンも、「あいすみません、ヨーコさん」という歌を歌っています。
美しい言葉だと思ったんでしょうね^^
今からの子どもたちは、奥ゆかしさと、前に出ることの、
両刀遣いを必要とされるのだろうと思います・・・
さらにさらに、グローバルになると思いますので。
by まりりん (2015-12-13 01:00)